作品概要
THE HEAD S1 第2話
原題：THE HEAD
日本公開：2020年7月17日Hulu配信
上映時間：65分
あらすじ
マギーは、ヨハンに向かって妻であるアニカの告白を語り出す。それはアーサーがポラリス5でサラに対して信じられない行動をとっていたと話す。
こんな人にオススメ！
南極施設のシチュエーションが好きな人！
ミステリーサスペンス作品が好きな人！
推理がしたい人！
ネタバレ無し感想
Huluオリジナル作品の、本格的なミステリーサスペンス作品です！
全6話の海外ドラマで、山下智久もレギュラーとして出ています！
今回で最終回！全ての謎が明らかになるぞ！
最終回は期待を裏切ってくれない展開とツッコミ所でなんだかなぁって感じでまとめられちゃいました。今回が今作で一番微妙だなって感じてしまいました。
THE HEADはHuluオリジナル作品です！視聴できるのはHuluだけ！（2020年7月時点）
ストーリー
回想シーン。アルゼンチン基地の外でアニカはサラにアーサーの話をしている。サラは矛盾脱衣、あまりに寒いと脳の誤作動で寒さを感じなくなり服を脱いでしまう、私はアルゼンチン基地の手前で全裸で発見されるかもと話す。
支離滅裂な発言をするサラに、アーサーにはいなかったと報告しておくとアニカは話す。アニカは一人で基地に戻る。
VTRでは各隊員がサラ・ジャクソンに何があったかを聞かれている。
アニカがSOSの無線を設置している、マギーはそんなことは無駄だと止めにはいりアーサーの行動理由を聞き出そうとする。
ポラリス5のパーティーでの回想が入る。
チーズケーキを配っているラモン。楽しそうに受け取る隊員達。
サラ宛に電話が来ていると言われサラは食堂から出ていく、談笑していたアニカは様子を見に行く。
アーサーとサラが会話している。扉越しに電話は嘘だったと聞こえてくる。
アーサーからサラにキスをしようとする。サラが断るとアーサーは、怒って出て行けと叫ぶ。
怒鳴った事を謝りながら近づく、しかし再度サラが嫌がり暴れて離そうとするとアーサーが突き放しサラがテーブルに頭をぶつけて死んでしまう。
アニカが中に入りアーサーを責める。すべての苦労が無駄になったと話す。どうすればいいんだとアーサーが困惑していると、アニカはセーターを脱ぐように話す。そしてアニカは他の隊員達には自分から説明すると告げて部屋から出る。
パーティー会場に戻り、隊員たちに話をする。エリックがアーサーをぶん殴る。
アニカはマギーに夏期隊員の到着まで3週間あったから何度も隊員達を説得し続けたと言う。
アニカは、この事が公になれば支援者や協力者がいなくなり研究は終わりになる。10年後の二酸化炭素問題を解決する研究をこんな事で終わらせる訳にはいかないと話す。その後も個人毎への説得が続く。しかし殺人の隠蔽をみんな断る。
アニカは狭い空間に9人もいると重大な秘密を知る事になるとマギーに話す。隊員たちに浮気や薬物の不正取引、ダウンロード履歴等で脅していく。
そして全員隠蔽工作に同意させる。
ポラリス5に火を付ける。燃え盛る基地。
炎で氷が解けて基地が沈んだ。しかし時間が経ち施設が外に出始めてきた、それがわかったから今回の研究に参加したと話す。
ヨハンはそんなの嘘だと叫び部屋を出ていく。アニカの部屋でアニカの残したメモに火を付ける。
ヨハンはアーサーに話をしに行く。
それは全て嘘だとアーサーは話す、私に容疑をかけて降ろせばアニカがリーダーになる、それが目的だと言う。
ヨハンは、検死結果からサラは火が回る前から死んでいたと告げる。
アーサーは、立ち去ろうとするヨハンにマギーの話はアニカからのまた聞きだと話す。
ヨハンはマギーに君を信じると言い、アーサーを捕まえる為には証拠が必要だと話す。アニカはどこか教えてくれと聞く。
回想が入り、雪上車でカナダ基地へ向かうとマギーに告げる。
ヨハンは、慌てて通信室へ向かう。ヘリコプターに乗っているアストリッドにカナダ基地へ行くように告げる。
マギーはヨハンにすぐ思い出せなくてごめんなさいと謝る。もう一つ思い出したことがある彼を救えなかったと言う。
回想になり、アニカを送り出したマギーの元にアーサーが現れる。
アーサーの後ろにはアキがいる、銃を向けるアーサーの背後から襲うが刺されてしまう。アーサーは、マギーを追い銃を持って施設内を歩き回る。
厨房の奥でマギーに全部お前が悪い、みんな死ぬ必要が無かった、ポラリス5の事を嗅ぎまわるお前のせいでみんな死んだと話す。
厨房から出て地下に降りていく。アーサーがトンネルに出た事によって隙を見て閉じ込めることに成功する。
ヘリから雪上車が止まっているのを見つけたと連絡が来る。
スノーモービルに乗りすぐにその現場へ向かう。
雪上車の扉を開けると、ヨハンは泣き崩れる。
証拠のセーターを持ち帰り、アーサーの部屋に入ると鍵を閉める。
彼女の名前を言うなと胸倉を掴む。燃料ホースを切って死刑宣告をしただろうと話す。そしてセーターを着ているアーサーの写真を見せる。
ヨハンは、これを警察に見せたら誰の血痕が見つかると思う？サラ・ジャクソンだろ、お前はもう終わりだと言い部屋を出る。
アーサーはスーツを着なおして部屋の中で自殺しようとする。しかし途中で止めに入る。ヨハンはまだだ、最後のインタビューがあると告げる。
警察官がやってきて事情聴取を受ける。
アーサーは連行されている途中で、マギーに襲い掛かろうとするが止められる。
ヨハンはマギーに証拠の一部を持ってくる。マギーの容疑が晴れたようだ。
マギーに取った態度について謝罪し、それをマギーは受け入れる。
南極には二度と戻らないと話し握手する。
パソコンを開くと、オリヴィア、終わった？とビデオ通話が入る。
マギーはサラの娘だった。取り寄せた資料は、妹が作ったものだった。
南極基地でのマギーの犯行が映し出されていく。
T-3の症状である身体の震えも全て演技だった。
飛行機内でアキの幻覚を見る。マギーが雪上車のホースに穴を開けてる所をアキが目撃する。そしてアキを刺す。
幻覚は、刺し殺した事へ後悔はあるのかと尋ねる。マギーは答えないまま遠くを見つめる。
ＥＮＤ
ネタバレあり感想
遂にTHE HEAD最終回だ！
犯人はマギー！今回の犯行一人でやりきれたの？！そしてなんかありそうだったアキはただの良い人でした！
前回のアキの凶暴性が伺えるエピソードも特に意味はなく、最終回のアキの死に方もなんだかなぁって感じでしたね。
犯人がマギーだけど、捕まったのはアーサーで完全犯罪成功の流れになっていると思うんですけど、すこし疑問に思った部分を書いていきたいと思います。
結局マギーの回想は本当だった？
犯人マギーの発言で嘘だったポイントは、アーサー絡みのお話と自分の身の上話とアキの死因だけっぽいですね。ポラリス5のセーターの存在は嘘で、ポラリス5の医師から直接渡されていて、ストーリーを作るためにみんなをポラリス5に誘導したんですね。
アーサー自体もサラ・ジャクソンの隠蔽工作がバレると問題だから、マギーとアキを襲ったのでアーサーから聞いた話も嘘が混じってるんだろうなぁって感じでしたね。
最大の疑問点
マギーが全部1人でやった事だった！って言うのは良いんですけど、サラ・ジャクソンの娘だった設定は無理がありませんか？
ヨハンがサラ・ジャクソンの死体を発見した時にデータベースを調べたりニュース映像を見たりしているので、その中で子供の存在が出てこなかったって言うのはあり得ないんじゃないかって思うんですよ。
娘だってわかったら完全に容疑者じゃないですか、それで医学部の情報も偽物だってわかって色々判明しそうなので、最後に判明してマギーが逮捕されるのかと思ったら普通に見送られて終わっちゃいましたね。
ヨハンさん、アニカが見つかったからってもうどうでも良くなっちゃってないですか？
ポラリス5と基地での会話
アニカが率先して殺人の隠蔽をしようとして他の隊員の秘密の情報で脅しにかかるんですけど、ここでやっとストーリー中に出てきた不倫問題とか軽犯罪的な事柄が出てきた理由が判明してスッキリしましたね。
アニカも回想シーンだとポラリスに入るまでほとんど会話してるシーンが無かったのは、みんながアニカを避けていたからなんですね。序盤の女子会みたいなノリの中にも居ませんでしたね。そりゃ脅してきた相手とつるむわけないですもんね。
色々ピースがハマっていく感じした最終回だったんですけど、やっぱりマギーの単独犯ってのが納得できないですねwそして完全犯罪成立みたいな雰囲気になってしまったのも、うーんって感じがします。
全部の犯罪がアーサーの犯行って無理があるでしょってならないんですかね～。
そこだけが不満ですが、全6話と短くて毎週楽しめたからこれはこれでいいかもしれませんね～。
制作・監督＆キャスト
製作総指揮
ラン・テレム
監督
ホルヘ・ドラド
キャスト
ヨハン・ベルク：アレクサンドル・ウィローム（夏期基地隊長）
マギー・ミッチェル：キャサリン・オドネリー（医師）
アーサー・ワイルド：ジョン・リンチ（生物学者）
アキ・コバヤシ：山下智久（微生物学者）
エリック・オスターランド：リチャード・サメル（冬期基地隊長）
アニカ・ルントクヴィスト：ローラ・バッハ（遺伝学者）
エバ・ウルマン：サンドラ・アンドレイス（基地看護師）
ヘザー・ブレイク：アメリア・ホイ（コンピューター担当）
ラモン・ラザロ：アルバロ・モルテ（基地調理師）
マイルズ・ポーター：トム・ローレンス（通信担当）
ニルス・ヘドランド：クリス・ライリー（基地技術者）
他の回はこちらです。
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