作品概要
ダーク S3 全8話まとめ
原題:Dark
日本公開:2020年6月27日Netflix配信
上映時間:60分前後
シーズン3あらすじ
疑いようのない既視感と恐ろしい違和感が混在する不思議な世界で続いていく物語。時間のねじれが生み出した狂気は、終わりへと向かって動き始める。
こんな人にオススメ!
タイムパラドックスが好きな人!
人間ドラマが好きな人!
小難しい作品が好きな人!
各話あらすじ
第1話 既視感
2019年、洞窟から出たヨナスが目にしたのは、よく知っているようで何かが違うヴィンデンの町。そこでは、最近1人の少年が謎の失踪を遂げていた。
第2話 生存者たち
2020年の大惨事について友人たちに警告するため1888年にやってきたマルタ。現在と過去、それぞれの時代で、ヴィンデンの住民が愛する者の捜索にあたる。
第3話 アダムとエヴァ
貯蔵室で何が起きたのかを探り始めるシャルロッテとウルリッヒ。それぞれ別の時代と世界で、ヨナスはマルタの、マルタはヨナスの信用を得ようとする。
第4話 起源
2052年にやってきたマルタとヨナスは不吉な未来が存在することを知る。1954年のヴィンデンでは、2人の住民が失踪し、ハンナが驚くべき事実を知る。
第5話 生と死
2020年の世界で、ある人物から警告を受けるクラウディア。一方ヨナスは、終末まであと1日となったところでエヴァから告げられた目的を疑い始める。
第6話 光と影
アダムに閉じ込められてしまうマルタ。終末の日、居てもたってもいられないマルタは、助けを求めバルトシュのもとへ向かう。
第7話 時の狭間で
運命を変え、愛する人を救いたい。そんな思いに突き動かされるヴィンデンの住民は、3世紀という時代の流れを飛び越え、必死に旅を続ける。
第8話 楽園
すべてはどうつながっているのか、そして一体どうすれば結び目を根絶できるのか。クラウディアからその答えを告げられたアダムは…。
ネタバレあり感想
ダークシーズン3はファイナルシーズン!
シーズン2の終わりでは、タイムトラベルに加えて他の世界線の存在が明らかになる衝撃的な終わり方をしていました。
正直、この作品好きだけど難しいし風呂敷広げ過ぎだしこれシーズン3ないんじゃないか・・・って不安に思ってたんですが、しっかりとシーズン3が配信されてくれました!
そもそも全3シーズンで完結予定だったみたいですね。
シーズン3が無事配信された時は、今度はどういう終わり方するんだろう、風呂敷ちゃんと畳めるのかなってワクワクしながら見てたんですけど、見事にキッチリ終わらせてくれました!!
もうそれだけで高評価です!
シーズン1~2を見てからシーズン3を見るまでに期間が開いてしまったので、色々うろ覚えだったのですが話が進んでくに連れて思い出していって、自分の中でパズルがハマっていく感じがとても気持ち良かったです。
特に第7話は素晴らしいですね、今までの話の隙間をすべて埋めていく怒涛の展開が最高でした!
ダークの世界は永遠の悲しみ。
ダークはアダムとエヴァ、ヨナスとマルタの永遠のループを描いている作品で、各登場人物が過去に行き子供を作る事によって本来存在し得ない時間軸が固定されて誰も壊せない永遠が続くストーリー。
どうやってタイムトラベルをしながら終末を止めるか、アダムの目的とはなんなのかって言う部分が重要だと思ってたんですけど、シーズン3では大きくひっくり返されましたね。
エヴァの信念
シーズン3冒頭に出てくる、口に同じ傷のある少年、中年、老人がどんどん重要っぽい人を殺していて時間軸を安定させるために裏で暗躍しているのがわかりました、そしてその男は実はヨナスとマルタの子供で彼を守るためにマルタはエヴァになって永遠の連鎖を続ける決心をする設定に感動です。
人は大切な者の為なら何でもする。例え世界を犠牲にしても。
自分的に好きな動機でした!
でもそんな大切な存在でも名前はないっぽいです!
それはなんでだー!って感じですけど、恐らく永遠の時間軸の中で、マルタもまた心が壊れてしまっていたのかもしれません。
タイムパラドックス
ヨナスが時間軸の隙間に気づいて世界を変えるのかと思ったら、ヨナスもまたループの中の一つでマルタに殺される運命だったという衝撃展開。
この軸のヨナスが死んじゃうと色々壊れない?!って最初は驚いたのですが、分岐する世界線もあるので問題ないんですね。
シーズン2もタイムパラドックスが起こりすぎてて訳わからないってなってましたけど、シーズン3はよりわからないですね!深く考えるとおかしい部分が出て来てしまう気がするので考察はしないようにしましたw
全ての原点タンハウス
アダムがループを繰り返していく中で、少しずつ世界を壊そうと動いていき、エヴァがそれを食い止めようとします。
そんな中、未来の世界でクラウディアが娘が死んでしまうのを見て、娘が生きる未来を創るためにアダムともエヴァとも違う改変方法を探り、全ての原点にいるのは事故で死んだ息子夫婦を生き返らせようとしたタンハウスだったと判明します。
ここで前シーズンで暗躍していたクラウディアが大きく意味を成してきましたね。
どうやってその真実に気づいたかは不明ですが、ストーリーの中にたびたび登場して時間旅行してきた人たちと会うタンハウスは謎だった気がします。
クラウディアは、いろんな時間軸でアドバイスをしていました。シーズン3冒頭では全てエヴァの指示だったように思えたのですが、途中からは全て自分自身の意思で世界を変えようとしていたのですね。
終わり華やかで綺麗。
アダムが世界を壊すのに失敗して、クラウディアにタンハウスの情報を与えられてそれを信じてヨナスとマルタを引き合わせる。
そしてヨナスは面識のない別世界のマルタと共に、洞窟へ向かう。
終末が起こる時、時間が止まる。その瞬間に元の時間軸に入り込める。
扉が開くと、幼少期お互いがクローゼットの中でお互いを見ていたとわかる。
タンハウスの息子夫婦がタンハウスと喧嘩して出ていく、雨の中、車で走ると目の前に立ちふさがるヨナスとマルタ。
タンハウスの言葉を借りて引き返す様に告げると、受け入れる。
世界は正常に進みだし、ヨナスとマルタが消えていく。
アダムとエヴァも手を繋ぎ消えていく。
正常な世界でシャルロッテ達は家で食事をしている。END。
めちゃくちゃ綺麗な終わり方していました!
奥さんが天使に出会ったとタンハウスに告げるシーンがとても良かったです。
彼らにとってヨナスとマルタは天使のような存在に見えたんですね。
悲しいけど、それって彼らにとって救いだったんじゃないかなって感じました。
ラストシーンの流れは正座で半泣きで見ていました、ダークの物語の終焉はとても良かったです。
シーズン1から警察官のシャルロッテはループ世界には関わらないけど、なんか重要そうな雰囲気を出しているなって思ってたんですけど、活躍はするけどキーパーソンではない感じでしたね。それが意外でした!
あと未来のクラウディアとシャルロッテの見た目が似ていてどっちだこれ!って何回かなりましたw
ノアもまた娘の為に動いてアダムに殺されてしまうんですけど、ノアの主人公感凄かったですね。すべてを正そうとする正義感が見えました。
俳優さんもとてもかっこよくて良いキャラでした!
まとめ
タイムトラベル、タイムパラドックスってストーリーが難解ですね。
シーズン3では別の世界線も出て来てより混乱してしまいます。
それを考察して考えていくと何回も何回も見直さないとわからないように思えます。
しかしこの作品は気持ちよく綺麗に終わってくれるので、深く考察しなくてもストーリーを十分に楽しめるので最後に良い作品だったなって思えます!
シーズン3の第7話から第8話の怒涛の流れは、海外ドラマの中でもトップクラスに素晴らしい展開でした!
タイムパラドックスを扱ったダークシーズン3は、物語が綺麗に終わった本当に面白い作品でした!!
原作制作・キャスト
原作・制作
バラン・ボー・オダー、ヤンチェ・フリーゼ
キャスト
カーンヴァルト家
ヨナス・カーンヴァルト
ルイス・ホフマン
アンドレーアス・ピーチュマン
ミハエル・カーンヴァルト
セバスティアン・ルドルフ
ハンナ・カーンヴァルト
エラ・リー
マヤ・ショーネ
イネス・カーンヴァルト
レナ・ウルゼンドフスキー
アネ・ラテ=ポレ
アンゲラ・ヴィンクラー
セバスチャン・クルーガー
デニス・シュミット
ダニエル・カーンヴァルト
フロリアン・パンズナー
ニールセン家
ミッケル・ニールセン
ダーン・レナール・リーブレンツ
マルタ・ニールセン
リサ・ヴィカリ
マグヌス・ニールセン
モリッツ・ヤーン
ヴォルフラム・コッホ
ウルリッヒ・ニールセン
ルドルフ・ベーケルマン
オリヴァー・マスッチ
ヴィンフリート・グラツェダー
カタリーナ・ニールセン
ネーレ・トゥレプス
ヨルディス・トリーベル
マッツ・ニールセン
ヴァレンティン・オッペルマン
トロンテ・ニールセン
ジョシオ・マーロン
フェリックス・クラマー
ウォルター・クライ
ヤーナ・ニールセン
ライク・シンドラー
アン・レビンスキー
タチア・ザイプト
アグネス・ニールセン
ヘレナ・ピエスケ
アンチュ・トラウェ
ドップラー家
フランツィスカ・ドップラー
ジーナ・アリス・スティービッツ
カリーナ・ビーゼ
エリザネート・ドップラー
カルロッタ・フォン・ファルケンヘイン
サンドラ・ボークマン
ペーター・ドップラー
シュテファン・カンプヴィルト
シャルロッテ・ドップラー
ステファニー・アマレル
カロリーヌ・アイヒホルン
ヘルゲ・ドップラー
トム・フィリップ
ペーター・シュナイダー
ヘルマン・バイアー
ベルント・ドップラー
アナトール・トーブマン
ミヒャエル・メンドル
グレタ・ドップラー
コルデリア・ヴィーゲ
ティーデマン家
バルトシュ・ティーデマン
ポール・ルクス
レジーナ・ティーデマン
リディア・マクリデス
デボラ・カウフマン
アレクサンダー・ティーデマン
ベラ・ガボール・レンツ
ペーター・ベネディクト
クラウディア・ティーデマン
グウェンドリン・ゲーベル
ジュリカ・ジェンキンス
リサ・クロイツァー
エゴン・ティーデマン
ゼバスティアン・フールク
クリスティアン・ペッツォルト
ドリス・ティーデマン
ルイーゼ・ハイヤー
その他
ノア
マックス・シンメルフェニッヒ
マルク・ヴァシュケ
アダム
ディートリッヒ・ホリンダーボイマー
HGタンハウス
アルント・クラビッター
クリスチャン・シュタイアー
ベニ
トーベン・ウェラー
レオポルド・ホルヌング
クラウゼン
シルヴェスター・グロート
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