目次
作品概要
V/H/S シンドローム
原題:V/H/S
日本公開:2013年7月13日
上映時間:116分
あらすじ
ある人物に雇われ、1本のビデオテープを盗むという奇妙な依頼を受けた不良グループ4人。指示された通りに古い一軒家に忍び込むと、そこには大量のVHSテープと共に一体の死体があった。戸惑いながらも大金を得るために目的のビデオテープを手分けして探そうと1本1本再生していくのだが、そこに映っていたのは、目を疑いたくなるような想像をはるかに超えた恐ろしい映像だった。そして、なぜかそのビデオテープを観た人間が、一人、また一人といなくなっていく― 雇い主の目的は一体何なのか?消えた人たちはどうなってしまったのか―
こんな人にオススメ!
POV方式のホラーが好きな人!
オムニバス方式で色んなホラーを楽しみたい人!
短いストーリーで魅せるホラーが見たい人!
ネタバレあり感想
まぁまぁな作品です!面白い話と微妙な話の落差が凄いです!オムニバス形式ではよくある事ですけどね。
この映画は全ての話がPOV(point of view主観ショット)方式の映像になっています。なのでそういう方式の映画が苦手な人は辛いかもしれません。
それとめっちゃグロいストーリーもあるので要注意です!
『TAPE56』
空き家のような所で暴れる若者たちが金を稼ぐためにアルバイトを受ける。
家の中では老人の遺体が椅子に座っている。
ビデオを見ていくうちに仲間が消えていく事に気づく、そして遺体も消えている。物音を聞き、向かうとそこには仲間の生首が転がっていた。
後ろには遺体だった老人が立っていて襲い掛かってくる。
各話の合間合間に進行していく話で全てここのメンバーがビデオをチェックしている体で他の話が進んでいきます。
この回の話は老人がモンスターになって襲ってくるだけなので特に見所があるわけでも怖いわけでもなく、そうなるだろうなって思ってたので意外性も無い感じでした。
『AMATEUR NIGHT』
男連中でバーへ行き、暴れてつまみ出された後撮影者に「好きよ」と言い続ける少し不気味な女性と他のナンパした女性でホテルの部屋に向かう。しかし連れてきた不気味な女性がモンスターだった!という作品です。
眼鏡に仕込んだビデオカメラで撮影しているので完全主観ショットです。
そしてモンスターになる女性はどうやら撮影者の事が本当に好きだったので逃げ惑う撮影者を追いかけます。しかし振られてしまい泣き出す。その間に撮影者は外に逃げ出すが、後ろから掴まれ空に飛んでいく。
眼鏡に仕込んだビデオカメラって設定どうなの?って思ってたらしっかりと生かしてきました!この女性型のモンスターはコウモリ型なのかな?爬虫類系なのかなって思ったけど空も飛んじゃってたからよくわかりませんでした。
この話がこの映画の最初のエピソードになるので掴みはバッチリって感じのクオリティで自分は好きでした!。
『SECOND HONEYMOON』
旅行にやって来たカップルが観光スポットを回っていく、夜になると仮面を付けた何者かが侵入してくる。
侵入してきた人物は男性の首を切り殺してしまう。しかしそれはカップルの女性と協力して行ったことだった。
ヒトコワ系のお話でした!、首を切る時のサクっと差し込むとこのエグさはありましたが他は特に印象に残らない感じでした。
『TUESDAY THE 17TH』
森にキャンプにやって来た学生グループ、その森ではかつて殺人鬼によって事件が起こっていた。「みんな死ぬ」という怖いワードを言う女学生、森の雰囲気も良くてワクワク感がありました。
このエピソードはグロ度ナンバーワンで、内臓抉り取ったり顔面にナイフが突き刺さったりします。この前のエピソードがヒトコワ系だった分ギャップが凄く感じました。
森の中で襲ってくる殺人鬼は、モザイクが掛かったように異質な感じになっており、ビデオカメラに移らない。女学生がこの場所にみんなを呼んだ理由はかつて友達がこの殺人鬼に殺されたから証拠を撮ろうとしたようだ。
殺人鬼と言っても未知の生物っぽくて罠に嵌めた時の、ただ固定されただけに見える演出が不気味すぎて好きでした。このエピソードは結構面白かったです!。
『THE SICK THING THAT HAPPENED TO EMILY WHEN SHE WAS YOUNGER』
医学生の彼氏ジェームズとビデオ通話しているとエミリーの家で怪奇現象が起こる。
家の中で見える少女の幽霊は実在していて、エミリーが倒れた際にジェームズが家の中から現れてエミリーの身体から赤ちゃんのような何かを取り出す。
ラストシーンは別の女性にコンタクトを取っているシーンが流れる。
何かの実験でエミリーを使っていたと言うオチでしたね。
何度も繰り返しているようです。エミリーの家の中に居た少女はなんだったんでしょうか・・・。腕の腫れを気にしているエミリーが、ナイフで切ろうとするシーンは痛々しかったですね。
色々よくわからなかったエピソードでした!。
『10/31/98』
ハロウィンパーティーでとある家にやって来た学生グループが天井裏の部屋で女性が括り付けられて儀式をしているのを発見する。
正義感に駆られて女性を救ったら、怪奇現象が家の中を襲う!。
ポルターガイスト現象から壁から手が出て来て学生たちを掴もうとする。
家の中から脱出に成功し車を走らせると女性が消える。車の外に出ている女性。車が動かなくなり横からは列車がやってくる。END
最後のエピソードはパーティーする家を間違えちゃった!そしたら大変な目にあったぜ!って感じですね!アホっぽい学生だけど、女性を助けようと正義感を出すのが良いですね。その結果死んじゃうんですけども!。
あれは儀式で悪魔を呼び出してたのか、悪魔が女性だったのか。そこらへんはよくわかりませんでしたね。家の中で壁から出てくる腕の質感とか異質な雰囲気が出てて割と良い感じだったように思えました。
ほどほどに面白いエピソードでした!。
まとめ感想!
自分的には最初のエピソードが1番楽しめました!バスルームに逃げ込んで様子を窺ったり、階段から落ちた後の必死さなどリアリティを感じました。
1番最初のエピソードを楽しんでこの後のエピソードに期待してた分、他のエピソードが物足りなく感じてしまいました。
この映画はPOV方式の作品の見せ方としては完成度高い方だと思いました!。
V/H/S シンドロームはPOV方式のホラー映画が好きな人にはオススメです!
監督・キャスト
監督
デビッド・ブルックナー
グレン・マクウェイド
ラジオ・サイレンス
ジョー・スワンバーグ
タイ・ウェスト
アダム・ウィンガード
キャスト
カルビン・リーダー
レイン・ヒューズ
ケンタッカー・オードリー
アダム・ウィンガード
フランク・スタック
サイモン・バレット
ハンナ・フィアマン
マイク・ドンラン
ジョー・サイケス
ドリュー・ソウヤー
ジョー・スワンバーグ
ソフィア・タカール
ケイト・リン・シエル
ノーマ・C・キノンス
ドリュー・モーレイン
グレン・マクエイド
ヘレン・ロジャース
ダニエル・カウフマン
チャド・ビレラ
マット・ベティネリ
タイラー・ジレット
ジャスティン・マルティネス
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