映画 獣の住む家 感想 ダイスで決める人生

作品概要

獣の住む家
原題:His House
日本公開:2020年10月31日
上映時間:93分

あらすじ

戦火で荒廃した南スーダンから命からがら逃れて英国にやって来た若い難民カップル。保護を認められ、小さな町のある家を住居としてあてがわれるが、そこには見えざる獣が潜んでいた…。

こんな人にオススメ!

ネトフリで程よく面白い作品が見たい人!
異質な雰囲気の映画が好きな人!
ストーリー性のある映画が好きな人!

ネタバレあり感想

程よく面白い!決してつまらなくはないです!しかしちょっとパンチが弱いかなって思う作品です!
ゲット・アウトやアスのジョーダン・ピール監督の影響を受けているのかなって思っちゃう作風でした。

この映画は難民カップルが流れ着いた住居で怪奇現象に苛まれる作品です!
徐々に違和感の正体は自分達にあると思い出し、トラウマに立ち向かうストーリーは中々にエグくて良い感じに楽しめました。

ホラー演出が良い!

幻覚なのか?何なのかわからない謎が襲ってくる。壁の穴を引っ張り出すと永延と紐が引っ張り出され続ける、背後には謎の影。
壁の中に何かいると思い壁に穴を開けるが何も居ない。
しかしある日壁の中から大勢がこちらを見ているのに気づく。電気を付けるとその影は消えていく、電気を消すとまた現れて襲ってくる。
その中に死んだ娘のニャガクの姿もあった。

夫婦の会話もぎこちなかったり、どれが現実でどれが幻覚なのかわからなくなっていきます。それがこの映画の大半を占めていき、徐々に懺悔的な形で夫婦の素性が明らかになる。
村が襲われて友達がみんな死に自分達だけが生き残った、そしてニャガクは亡命しようとバスに乗り込むために連れ去った見知らぬ子供だった、そしてその後に死なせてしまったという罪の意識からトラウマを抱えていたと判明します。

濃厚なストーリー展開、そして現れる悪霊の権化のような存在。
旦那を襲ってくるが嫁が気を取り戻し撃退するのに成功する。
管理局に穴を塞いだ状態を見せ物語は終わりを迎えます。

結局家の悪霊は存在したのかな?全部幻覚なのかな?それはわからない感じでしたね。最後の戦いもお互いのトラウマを克服する象徴的な意味合いで出てきたのかもしれません。

悪霊の正体や家の謎は詳しくは判明しませんがハッピーエンドっぽい雰囲気なのでとても楽しめました!

監督・キャスト

監督
レミ・ウィークス
キャスト
ショペ・ディリス
ウンミ・モサク

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