映画 回路 感想 ダイスで決める人生

引用:Amazon

作品概要

回路
日本公開:2001年2月10日
上映時間:118分

あらすじ

大学生川島亮介のパソコンの画面に浮かんだ「幽霊に会いたいですか」のメッセージ。その時から亮介の周辺で奇妙な事件が起き始め、一人また一人と人間が消えていく。

こんな人にオススメ!

和製ホラーが好きな人!
じわじわと来る恐怖が好きな人!
面白いホラー映画が見たい人!

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ネタバレあり感想

面白い!!この映画は10年近く前にも見た事があったのですが、再度視聴してみました。内容は大体覚えていたんですが、今見るとより理解できる部分が増えたのと、ホラー演出の怖さが半端ない事に気づきました。
ハッキリと現れるモンスターよりじわじわ世界がおかしくなっていく感覚の方が怖いんだなと再認識しました。

俳優陣も良いですね!久しぶりに加藤晴彦見ましたが、めちゃくちゃイケメンですね。今ではもう彼も45歳なんですね・・・時代の流れも怖さがありますね・・・

小雪は今も昔も変わらない感じがしますねw
今の加藤晴彦も回路時代の幼さは無くなっていますが、あんまり変わってない気もしてきました、時代に取り残されている!。

恐怖演出と恐怖の正体!

ネットに繋ぐと出てくるこの映画のキャッチコピーの『幽霊に会いたいですか?』の文字。それは幽霊からのメッセージだった。
霊界との扉を偶然開けてしまった男がアパートの部屋を封印する。
しかしネット回線を経由して幽霊たちはアパート中に溢れ出していく。
「助けて」とつぶやく幽霊達。

日本人だからわかる、日常の風景が恐怖に変わっていくのって改めて怖いと感じました。
基本的に襲われて殺されるんじゃなくて、触れられたりするとその後に壁の染みになって消えていくと言う新しい表現で死んでいきます。
幽霊に取り込まれたって事なのかもしれません。

それに対抗するには自殺するしかないという絶望感。
知ってる人が消えていく。そして町から人気が消えていく。どんどん取り残されていく感じが堪らなく怖いですね。

幽霊の表現も怖くて、影からヌっと現れて、ゆっくりゆっくりと身体を作りながら歩いてくるのがとても怖いです。長い廊下を歩いてくるシーンは映画史に残るんじゃないかと思う怖い歩きだと思いました。

幽霊も襲ってくるんじゃなくてただ佇んでるパターンもあって、図書室で子供の影がこっちを見ている、近づくと姿を消すパターンもあって徐々に日常が侵食されてるんだなとわかってくるシーンも怖さがありました。

最後に亮介が吉崎の言葉を思い出して、幽霊なんて存在しないと思い返し幽霊に触れると掴むことが出来てしまった時の衝撃度はやばいです。
幽霊だから触れないって概念を壊してきて怖さも倍増でした。しかもその幽霊は助けてって言いながら色々語ってきてたので驚きもありました。

助け出した同僚が、お礼を言いながら染みになり消えていくシーンもとても印象深かったです。なんであの人だけ塵になったんだろうか、かなり弱ってたし想いの強さとかが関係するのかもしれませんね。

まとめ感想!

いつもいるはずの人が居なくなる。誰も居なくなった街並み、誰も乗ってない電車、さっきまで人が居た痕跡があるゲーセン。どれも直接的ではないけど異質な要素になっていて怖さを感じましたね。

影の使い方がとても上手くて薄暗い雰囲気から徐々に恐怖演出していく感じがとても楽しめました。
最後に亮介が染みになってしまって終わるの含め日本のホラー感が強くてとても面白く見れました!

映画回路は今でも見れるホラー映画です!オススメです!

監督・キャスト

監督
黒沢清
キャスト
川島亮介:加藤晴彦
工藤ミチ:麻生久美子
唐沢春江:小雪
佐々木順子:有坂来瞳
矢部:松尾政寿
吉崎:武田真治
ミチの母親:風吹ジュン
船長:役所広司
工事現場の作業員:哀川翔
社長:菅田俊
田口:水橋研二
幽霊:塩野谷正幸
TVアナウンサー:長谷川憲司

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