ブレスラウの凶禍
原題:Plagi Breslau
日本公開:2020年4月Netflix配信
上映時間:93分
あらすじ
縫い付けた牛革に入れられた死体を皮切りに、18世紀の”疫病週間”に行われた処刑方法になぞらえて殺害された死体が次々と見つかり、ヴロツワフの刑事が犯人を追う。
こんな人にオススメ!
サスペンス映画が好きな人!
ポーランド産の映画が見たい人!
衝撃展開を味わいたい人!
ネタバレあり感想
まぁまぁ面白いです!!それでも最近あまり見ない本格派サスペンス映画なので楽しめました!
ネタバレが全ての作品なので未視聴の方は作品を視聴してから読んだ方が良いと思います。
映画の内容は有名なサスペンス映画の【セブン】のように死体にメッセージを残していく犯行を続けていく作品です。
ブレスラウの凶禍と言う出来事を元に残酷な殺人を繰り返していきます。
殺人の際にSAWのようなグロ描写が多く描かれているのでグロが苦手な人は見るのが辛い作品になっています。
主人公のヘレナが強い女性警官!
野次馬をどけようとしてボソボソっと喋っていて迫力無いなぁって思ってたんですけど行動力の高さが凄くて優秀な女性警官なんだと段々とわかっていきます!
事件の内容。
牛皮に閉じ込め日光に当てて収縮させて絞め殺す。
馬2頭に繋いで引きちぎらせて殺す。
劇場で焼き殺す。
警察署で第二くぐりつけて骨を砕き殺す。
ドラム缶に入れて坂を転がして殺す。
やんわり書いてますけど実際にそのシーンが描写されてるのでグロさがすごいです。死体は大体赤黒くなっており死体感がありますね。
犯人はまさかのマクダ!!
いや、さすがに劇場で急に現れてマグダってわかるでしょ!よくあるパターンやっちゃったか~ってなりました。
そしてマグダは警察官の手伝いとしてヘレナに協力するんですけど、どうやってそんな立ち位置になるように調整出来たのか謎でしたね!
手紙が来たからってそんな簡単に合流しちゃって良いの?!ってなりましたね。
事件の解説が天才的に説いてたので怪しいなって最初から思ってましたけど特にひねりはなかったですね。
そして事件に協力者がいると思ってたんですけど、なんと全部マクダ一人でやった犯罪でした。かなり大掛かりな仕掛けの数々で時間が掛かるはずなんで絶対1人じゃ無理でしょって思うんですけどね。
でも警察署のシーンは実際にそれを用意してやってる過程が描かれていました。
描かれていたんですけど、そもそもその道具をどうやってそこまで持って行ったんやってなりましたw
犯行動機はわかります。正義感が強すぎた余りに許せないことが多いのもわかって納得なんですけどね。ただ単独犯であるのはムチャがあるな~って思います。
冒頭の銃を持って車から降りようとするシーンで泣いていたヘレナ。
そしてマクダに捕らえられたときに車で泣いてたのを見ていた。復讐の仕方を教えたでしょと言われ、マクダの首を切り落とす自殺の仕上げを手伝う。
ヘレナが利用できると知っていたのもよくわかりませんでしたね。
どうしてここまで情報を手に入れられてたんだろう。
ヘレナのマクダの計画の仕上げである切り落とした首を首相が被るヘルメットに入れるって言うのもムチャですよね。血とかでグチャグチャになっちゃうと思うし被る前に気づいちゃうんじゃないかなって思うんだけどね。
それに首相が狙われる可能性があるのに小道具チェックしないのもよくわかりませんでした。
最後はヘレナが太った男に復讐してEND
始まりと終わりは綺麗だなって思いました。復讐の行動を引き継ぐって言う狂気の連鎖。それは上手く描かれていたと思います。
細かい所が気になってしまいますけど、久しぶりに濃厚なサスペンスが見れたなって思います。ほどよい面白さとグロさでほどほどに楽しめました!!
監督・キャスト
監督
パトリック・ベガ
キャスト
マウゴジャータ・コズホフスカ
ダリア・ビダフスカ
カタジナ・ブヤキビッチ
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