映画 ドント・ブリーズ 感想 ダイスで決める人生

作品概要

ドント・ブリーズ
原題:Don’t Breathe
日本公開:2016年12月16日
上映時間:88分

あらすじ

ティーンネイジャーのロッキーは生活能力が全くない両親のもとから幼い妹を連れて逃げるための逃走資金を必要としていた。そんな時、恋人のマニーから、地下室に大金を隠しているとの噂される盲目の老人宅へ友人のアレックスと3人で強盗に入る計画を持ちかけられる。真夜中にそこへ忍び込み、孤独な盲目の老人から大金を手に入れるのはいとも簡単なはずだったが・・・。そこにいたのは目は見えないが、どんな“音”も聞き逃さない超人的な聴覚を持つ老人・・・。そして想像を絶する<異常者>だった。

こんな人にオススメ!

鬼ごっこ系スリラー映画が好きな人!
狭いシチュエーションで起こるホラーが好きな人!
強いおじいちゃんが好きな人!

ネタバレあり感想

面白い!!2度目の視聴ですが、何度見てもクオリティが高くて面白いです!
盲目の老人、強盗に入ろうとする学生たち、この構図だけでこんなに面白く演出できるんだなーと色んな意味で驚いた作品です!

スリラーホラー要素ばっちり!パワー型の老人が襲ってくる!、でも目が見えないから静かにしていれば気づかれない。老人は何も見えてないので予備動作なくガンガン前を歩いていたりするのでスピード感がある恐怖演出に見えるようになっていて凄いです。

この映画の良い所は老人もやばい事をしている人だと判明するんですが、そもそも強盗に入ってる3人も犯罪者な訳なので全員悪だって事です。
ロッキーは家庭環境に難ありな描写があるのですが、それでも老人の資産を盗もうとしているのであかんですね!
なのでこの映画は、最初から最後まで犯罪者同士の戦いになるんですよね。
どちらを応援しようともならない感じが自分的にはかなり良かったです!

オリジナリティ溢れるホラー演出!

この映画は聴力が発達した盲目で元軍人の老人が住む家から脱出するストーリーで上手くその要素を生かしたホラー演出をしています。

序盤で薬品の準備をしてる時に目覚めてこちらの方を向いている老人。
最初の最初ですが、1番ビクっとなったポイントでした。

拉致していた女性を自分で死なせてしまい発狂する老人から暗闇の地下室を逃げるシーンもかなりのホラー度でした。この映画の暴力的シーンは凄く重さがあるんですよね。リアリティのある殴り方だったり首の絞め方だったり、殺意を感じるような気がしました。

狂気の老人、そしてラストバトル!

老人は女性を拉致監禁していた。その女性は自分の娘を轢き殺した人物だった。
少しの間、話をすると拉致した目的は子供を作らせる事、子供が出来たら解放すると言われていたと話します。

終盤ロッキーが捕まってしまい、拘束具を付けられてしまう。しかし老人はレイプはしないと言い容器に入った精液を流し込もうとする。
しかし生きていたアレックスの反撃で老人を倒すと老人はここの事を言うな、その金を持って出ろと告げる。

1階に上がるとアレックスが後ろから撃たれロッキーが家の外に出ると、老人は犬を使い後を追う。
冒頭のシーンになり地面を引きづられているロッキー。家の中に入れられるとロッキーはリモコンで警報装置を鳴らし、老人の方向感覚を失わせている間に攻撃を加える。最後は地下室に突き落とし老人の持っていた拳銃が暴発する。

その後ニュースで盲目の老人の家に強盗が入り、老人が重傷を負ったが命に別状はなく、盗まれた物は無かったと話すとキャスターは語る。END

アレックスが生きていて老人を倒した時、それまでの流れが濃すぎてこれでハッピーエンドかと思いきやまだまだ続くと言わんばかりに老人の反撃が行われたのはびっくりしました。

それと家の外でも活動するのは完全に予想外でしたw、普通に住宅街っぽかったから人が居てもおかしくないのに、時間帯的に人気が少なかったのかな?なりふり構ってられないから目撃者が居ても良いって感じだったのかな。

そこからのラストバトルは、なんかわからんけどめっちゃスカっとしました!
リズムとテンポとカメラワークの良さなのか、凄く気持ちよく攻撃を加えてくれて最後のフィニッシュブローまでアクション映画かなってくらいの気持ち良さがありました!

まとめ感想!

オリジナリティある無理がなく自然で濃厚なホラー演出。被害者かと思ってたら加害者の狂気の老人。そして激しくスカっとするラストバトル。
映画で楽しみたい要素を色々詰め込んで上手く作品に仕上げている素晴らしいホラー映画だと思いました!

最後も盗まれたものは何もないと語っていると流れるニュースで、そのお金は口止め料だって事だとわかるモヤモヤ感も良い塩梅でした!

この映画はなんと続編が公開予定なんですね!
アメリカでは2021年8月にドント・ブリーズ2と言うタイトルで公開予定だそうです。この作品の事件から数年後が舞台の映画だそうです。
まだあまり情報は出ていませんが、とても楽しみですね!

ドント・ブリーズは何度見ても楽しめる系の面白い映画です!オススメです!

監督・キャスト

監督
フェデ・アルバレス
キャスト
ロッキー:ジェーン・レヴィ
アレックス:ディラン・ミネット
マネー:ダニエル・ゾヴァット
盲目の老人:スティーヴン・ラング
シンディ:フランシスカ・トローチック

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