作品概要
スレンダーマン 奴を見たら、終わり
原題:Slender Man
日本公開:2019年配信
上映時間:93分
あらすじ
アメリカ、マサチューセッツ州の小さな町。昔から仲の良いレン、ハリー、クロエ、ケイティの高校生4人は、ある夜、巷で噂の都市伝説「スレンダーマン」を呼び寄せる動画を見てしまう。それは、【3度のベルと共に彼が現れ、連れ去られてしまう】という恐怖の内容であった。
こんな人にオススメ!
スレンダーマンの都市伝説が好きな人!
ベタなホラーが見たい人!
森で起こるホラー展開が好きな人!
ネタバレあり感想
面白い!スレンダーマンが何なのかは解説されませんが、普通にホラーとして面白い作品です!
かなりベタな驚かせ方や映像的な不気味さ、どうなっているんだろうと思わせる不穏さを押してくるので、ホラー映画の入門編みたいな映画に仕上がっています。
2019年の映画なので、呪いの儀式もなんとネット上の動画を見るだけで完結する形になっています。呪いの存在も遂にもネットの文明に追いついたようですね!呪いのばら撒きがスマートです。
この作品のスレンダーマンは、ネット上の動画を見た人の元へやってくるのですが、最初は基本的に遠くの木々の間からこちらを見ているだけです。
どういう条件かは全くわかりませんが、何日か経つと家にやってきます。
家にやってくるときは、わざわざ動画でスレンダーマンが今いる位置を知らせてきます。呪いの対象者が外を覗いても誰も居ないのですが、動画内では徐々にこちらにやってきて家の中にすり抜けて入ってくるホラー展開を見せてきます!
シチュエーションは怖いんですけど、冷静に考えると自分の視点を動画で送ってくる意味が全く分からないですね!
玄関からわざわざ入ってくるように見せながら、窓を割って連れ出すってムーブもしてきます。これは完全に映画を見ている視聴者を驚かせるための演出なんだなって思いました。
少し冷めちゃいますね。自分的にはキャラクターに感情移入してそのシチュエーションを、その立場で空想するようにホラーを楽しみたいんですけど、キャラクターよりもメタ的に驚かせるのはナンセンスかなって思いました。
みんなが死んでいく中で、妹のリジーを救うためにハリーが森の中で自分を差し出そうとします。そして現れるスレンダーマンの身体から木が生えてきてクモのようになり迫ってくる、そして木のそばで警戒していると木はスレンダーマンの擬態でハリーを取り混んでしまう。
病院でリジーが目を覚ます。END
リジーを意外にも返してくれるんだね!スレンダーマン律儀だな!
この映画のスレンダーマンは木の妖怪的な存在なのかな。
重要なキーが毎回森なんですよね、最後の擬態は木そのものだし、他のみんなを取り混もうとした時に、伸ばしてきた触手のようなものも思い返せば木だったように見えたのでそういう存在なんでしょうね。
この映画は、演出でホラーな雰囲気の出し方がとても上手い作品だなって思いました、内容的に救いも無く基本的に理不尽なんですが、それがとても良い感じにホラーしてて楽しかったです。
映画スレンダーマンはオススメ出来る作品でした!
監督・キャスト
監督
シルヴァン・ホワイト
キャスト
ハリー:ジュリア・ゴルダニ・テレス
レン:ジョーイ・キング
クロエ:ジャズ・シンクレア
ケイティ:アナリース・バッソ
ゾーイ:タリタ・ベイトマン
トム:アレックス・フィッツァラン
Mr.ジェンセン:ケヴィン・チャップマン
スレンダーマン:ハビエル・ボテット
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