映画 スマホを落としただけなのに 感想 ダイスで決める人生

引用:Amazon

作品概要

スマホを落としただけなのに
日本公開:2018年11月2日
上映時間:76分

あらすじ

彼氏の富田に電話をかけた麻美は、スマホから聞こえてくる聞き覚えのない男の声に言葉を失った。たまたま落ちていたスマホを拾ったという男から、富田のスマホが無事に戻ってきて安堵した麻美だったが、その日を境に不可解な出来事が起こるようになる。

こんな人にオススメ!

サスペンス作品が好きな人!
スマホを落としたことがある人!
ネットの恐怖を味わいたい人!


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ネタバレあり感想

微妙でした!、全体的にツッコミ所が多いです。
話をまとめる為に、強引な演出をしているように思えました。

それと個人的な事ですが、「スマホを落としただけなのに」を見ようとして間違えて「スマホ拾っただけなのに」を視聴してしまっていたので、ワンクッション挟まれたことによってこの作品への期待値が上がりすぎてたので微妙に感じた部分もあると思います。

この作品は、スマホを落としたことによって拾った人物にスマホをハックされて大変な目に遭っていくストーリーです。
スマホを落とした会社員と、拾った連続殺人犯のハッカー、そして事件を追う警察官の3パートで進んでいきます。
キャラクターのネットに対する理解度の低さが怖い作品ですね。

ツッコミポイント
色々ツッコミ所があるのですが、1番のツッコミ所は落としたスマホを拾われてから電話して麻美と受け渡す約束をするんですが、受け渡し方法がカフェの店員に預かってもらうって流れなんですよね。
ありえなくないですか?現実だったら店員さん絶対受け取らないし、断られるでしょ。見てて本当に謎でした!

薄い設定の数々
刑事の加賀谷が優秀で、犯人の思考を理解して追い詰めることに成功するんですけど、それに対する描写が薄くて勿体ないですね。
最後に加賀谷が犯人の思考を理解して遊園地に向かうんですが、犯人と同調するシーンが風俗店で髪の長い女性を後ろから眺めていた時で、分かりづらさがありました。
恐らく、海外ドラマ「ハンニバル」のレクターとウィルみたいなノリを出したかったんじゃないかなぁって推測できるんですけど、ちょっと弱かったですね。
機械に詳しい刑事くらいの扱いが長すぎたように思えました。

麻美の告白
ラストシーンの麻美の設定って必要ですか?!
エンディングを良い話風にまとめたかったから入れた設定感が強かったです。
告白内容聞いても、別に伏線が色々あったり、犯人に関わってる部分があったりするわけでもないので何なんだろうって思っちゃいました!

その部分を削って加賀谷のシーン増やしてもらった方が、まとまりが良かったように思えました。

役者達が良い!
警察官役をやっているネプチューンの原田泰造を久しぶりに見たのですが、渋くなっていてより俳優らしさが出ていますね!
昔からドラマとかに出演してたので演技力があります!

犯人役をやっている成田凌のサイコパスな演技も素晴らしかったですね。
ラストシーンで刑事に挑発されて、飛び掛かっていくときの表情と動きが凄いなって思いました!


ツッコミ所が多くあるように思えてしまった「スマホを落としただけのに」は微妙な点はありますが、俳優陣の演技が素晴らしい映画でした!

監督・キャスト

監督
中田秀夫
原作
志駕晃
キャスト
稲葉麻美:北川景子
加賀谷学:千葉雄大
浦野善治:成田凌
富田誠:田中圭
毒島徹:原田泰造
小柳守:バカリズム
武井雄哉:要潤
杉本加奈子:高橋メアリージュン
大野俊也:酒井健太
天城千尋:筧美和子
宮本まゆ:松山愛里
池上聡子:岩井堂聖子
山本美奈代:桜井ユキ

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