目次
作品概要
スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町
原題:There Are Monsters
日本公開:2016年1月23日
上映時間:95分
あらすじ
課題作品を制作するため車で取材旅行に向かう、映画学科の大学生4人。
順調に始まった撮影だったが、道中彼らは不気味な兆候に次々と遭遇してゆく。弁当箱に詰められた不気味な物体。豚の仮面を被った子ども。奇妙なメイクをした双子。背を向けて直立する人々。救いを求める少女…。見えない脅威と深まる謎、仲間への疑心暗鬼。一見平穏に見えたこの町で何が起きているのか?狂っているのは自分たちなのか?パニック寸前の彼らを尻目に、事態は確実に、そして急速に進行していく。4人は果たして、この目に見えない恐怖を生き抜くことができるのか。
こんな人にオススメ!
周りの人間が何者かに変わってるホラーが好きな人!
追いかけられるホラーが好きな人!
謎が謎を呼ぶ展開が好きな人!
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ネタバレあり感想
うーん微妙!面白い部分はあるんですけど、微妙な要素も多いそんなホラー映画でした!
この映画はPOV方式(point of view主観ショット)の映像と通常の映像両方使っている作品です。
POV方式の映画作品がとても好きなのでこの映画を楽しみにしていたのですが、この映画の場合ただ見づらいだけで臨場感があるわけでもなく、普通の映像だったらもっと面白かったのになって思ってしまいました。
予告は凄く面白そうに作れている分期待外れ感があるそんな感じです。
それでも面白い要素も色々ありました。
肉体を乗っ取られた人間の描写の異質感な雰囲気、徐々に周囲がそういう人間で溢れていく恐怖感。真実に気づいてしまったが故に気づく恐ろしさが上手く演出されていました。
ホラー演出が怖い!
主人公一派はドキュメンタリーを撮りに街にやってくるが、そこで不気味な存在に気づいていく。子供の弁当に何かの破片。簡単なクロスワードが解けていない人たち。何故か多い双子、大きな笑顔を作る女性達。
そしてTVで徐々に情報が明らかになる。何かは耳から寄生していき身体を乗っ取っていくと話す。日が経つに連れて映らないTV番組が増えていく。
最後は椅子だけが映し出されてる画面が流れる。
泊まったモーテルの隣の部屋からおばあちゃんが入ってきて旦那のおかしい部分を話し出す。最近の記憶はあるけど、昔の記憶はない、あれは旦那じゃない別人だと言う。しかし迎えに来た旦那の家族達はおばちゃんが統合失調症の薬を飲んでると話し、主人公たちは半信半疑になってしまう。
徐々に町が侵略されて人間が入れ替わっていると言う情報が出てくる流れはとても良かったです。モーテルのおばちゃんも恐らく正しい事を言っていたんでしょうね。笑顔が怖すぎるんですよね、感情の無い笑顔って感じで怖かったです。
気づけば侵略されてる街!
町から逃げ出さずにドキュメンタリーを撮るために銀行へ行くが様子がおかしい。奥の部屋に金髪の双子が居る事に気づき慌てて逃げ出す。
そこから人間がダッシュで追いかけてくるホラーになる!辿り着いた一軒家で老婆が「世界の終わりよ」と言い彼らは有糸分裂して増えていくとわかる。
地元の町に戻るが、そこも既に侵略された後であり、逃げる事は出来ず最終的に車の中で襲われてしまう。
主人公の女友達がバスの中で主人公に話しかけるが既に入れ替わっており襲われる。END
気づけば入れ替わっている恐怖!有糸分裂など具体的な事象は出てくるものの彼らがどこから来たのか、どういう存在なのかはわかりませんでした。
それはわからなくても良いんですけどね!一軒家の老婆が軽く語ってくれたのを見ると理性的な侵略者もいるようですね。
色々設定は良いんですけど、そこまで大きくない一軒家であれだけの人数が侵入して無事生き残るのは無理がある気がしますね!でも写真撮りながら襲ってくる存在に気づく流れは怖かったです。お約束的な気づけばそばに居るパターンもあり、びっくりしたシーンが多かったです。
ただ色々無理があるなって思っちゃいましたw
この一軒家に辿り着くまでの画面のブレも臨場感を出すためなのかもしれませんがやり過ぎ感があり、長い時間続くのもあって見づらいと思いました。
まとめ感想!
POV方式を上手く生かせておらず、終盤になるとPOV方式の視点になるのに誰が撮ってるの?となってしまう映像に違和感しかありませんでした。
それと入れ替わった人間のダッシュ速度が異常に早いのに主人公達を追ってる時は追いつかないくらいなのはおかしいですよねw。
車のドアを外すほどの怪力なのもびっくりしましたが、全く生かさないのもびっくりでした。
スナッチャーズ・フィーバーは怖いシーンも結構あるけど全体の辻褄が合わないように思えてしまい色々と勿体無いなぁと思うそんな映画でした。
監督・キャスト
監督
ジェイ・ダール
キャスト
クリスティン・ランジール
ガイ・ジャーメイン
マット・アムヨット
ジェイソン・デイリー
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