アースクエイクバード
原題:Earthquake Bird
Netflix配信 2019年11月15日
上映時間117分
あらすじ
198年代の東京で、日本人写真家と恋に落ちた外国人女性。だが、やがて彼女は三角関係に心乱され、行方不明だった友人殺しの容疑までかけられる。
こんな人にオススメ!
小林直己のファンの人!
三角関係のもつれが見たい人!
外国人が喋る日本語が好きな人!
ストーリー
会社に電車で向かうルーシー、会社で同僚に新聞を手渡されリリーかもしれないと言われる。
ほどなくして警察が会社に入ってくる、パトカーで連行されるルーシー。
取り調べを受け、最初は英語で話しているが翻訳家とわかると日本語で喋り出す、その時のやり取りで軽く口論になる。
写真家
ルーシーが道を歩いてると写真を撮られる、声を掛けるべきと注意すると、その瞬間を逃すから声はかけないと言われる。
人は撮らないと言うが私は撮ったでしょと言うと男は 禎司(テイジ) と自己紹介する。
その流れで蕎麦屋に入る二人、お互い英語で話し出す、本心を話し合い君を撮りたいと言い出す。
禎司の部屋に行く、写真を撮っていると地震が起きて奥のロッカーに避難する。
禎司は「聞こえる?地震の後は音が鳴るんだ」
ルーシー
和楽器の訓練のために民家もいるルーシー、誕生日を祝ってもらう。
ライヴハウス会場でボブに紹介されリリーと出会う。
禎司の部屋
撮った写真を現像する、その後また写真を撮る、フィルムを変えると言い離れようとする、服を脱ごうとするルーシー、しかしそんなこと頼んでいないと言われる。
民家
振袖の着付けをするルーシー、階段を上ってくる女将さんに挨拶すると足を滑らせ階段を落ちていき頭を打って亡くなってしまう。
禎司の部屋
女将の山本さんが死んだ、死が私を付いて回ると語る。
禎司は見せたいものがあると鍵の掛かった引き出しから写真を取り出す。
それは死んだ叔母が棺桶に入っている写真だった。
キスをし一緒に寝る二人。
取調室
松田禎司はボーイフレンドかと聞かれる、しばらくはと答える。
これは殺人事件の取り調べだぞ、ちゃんと答えろと言われてしまう。
リリーの顔見知りの犯行だぞ、なぜ協力しない?
リリー
部屋を探しにルーシーと一緒に行動するリリー、カフェでボーイフレンドは居るのかと聞かれ禎司と答えるルーシー。
禎司
写真を現像する、写真を始めたきっかけは子供の頃だったと話す。
ハイキング
ボブ達と一緒にハイキングに出かけるルーシー、遠目で富士山を見る、足を挫いてリリーに診てもらう、私は看護師よと言われる。
その後混浴の温泉に入り、リリーは禎司に会ってみたい、働く蕎麦屋に連れてってくれと話す。
禎司の家
写真は発表しないの?と聞くと嫌なんだと答える、何でと問い詰めるとこれはコレクションなんだこ耐える。
鍵の掛かった引き出しの写真が気になり禎司を職場まで見送った後部屋に戻り鍵をピッキングで無理やり開けるルーシー。
サキ選別と書かれたファイルに入っている写真を見る。
その時禎司が帰ってくる、もう終わりだと言う禎司に謝るルーシー、あなたをもっと知りたかったのと話す。
リリー
蕎麦屋でリリーとルーシーが蕎麦を食べている、禎司が仕事が終わったら遊びにいかないかと提案し3人で遊ぶことになる、2人の写真を撮り続ける禎司。
リリーがルーシーの家に近くに寄ったからと尋ねてくる。
禎司の写真はないの?と聞かれ禎司は写真を撮らせてくれないと話す。
リリーが手相占いが出来ると言う、ルーシーはそういうのは信じないと言いながらもやることになる。
二人で寝ていると大きな地震が来る、ルーシーがリリーに聞こえる?アースクエイクバード(地震鳥)禎司はそう呼んでいると話す。
聞こえるわ素敵ねとルーシーの頬にキスをして眠る。
ルーシーが朝起きてお茶を飲んでいるとリリーが起きてくる、ぐっすり眠れたというのであの地震の後でも眠れるの?と聞くと地震なんてあった?覚えてないわと返されてしまう。
ルーシーが再来週佐渡島に行くけど一緒に行かないかリリーを誘うと禎司は行かないの?と聞かれ顔を曇らせる。
禎司にクラブに行かないかと誘うが返事がなくボブとリリーも来ると言うとOK行こうと言われる。
クラブで飲み物を買ってくると言って席を離れる禎司、奥でリリーとダンスをし出す、そこに割って入るルーシー。
帰り道、今日は楽しかったねという禎司に楽しそうに踊ってたねと言うと君に嫉妬してほしかった、俺の彼女だしと話す。
ルーシーの過去
友達に誘われ家に行くが友達は居なく父親が自家製のウォッカがあると誘われ一緒に飲んだ、その数週間後に吐き気がすると言いに行ったらその父親は消えた、そして海に浮かんでるのが発見されたと、その後妊娠してないことが分かったと語る。
佐渡島
3人で佐渡島へ向かう、海に入り遊び、3人部屋に泊まる。
夜寝ているとルーシーとリリーはキスをする、その後リリーと禎司がキスをする、驚いているとそれは夢だった。
次の日丘の上昇っているとルーシーは吐き気を催し倒れてしまう、熱があるようなので少し横になる。
目が覚めると周りに二人が居なくなっていてスクーターに乗り町まで戻る。
祭りが開かれてる中を通り鍾乳洞に入る、2人に追いつくと怒るルーシー、だがメモを置いてきたと話す二人、風で飛ばされたのかも、俺たちが悪かったと謝ると、それは幻覚だった。
混乱しながらも祭りの中に戻ると禎司が現れ手を引いて古い建物に連れていく。
ルーシー「あなたが大好き」禎司「私のルーシー」抱き合う二人。
帰りの新幹線から降り3人は分かれる。
向かいのホームにはリリーが居る、電車が通り過ぎる中微笑みあう。
電車が通り過ぎるとリリーが消える、慌てて反対のホームに走ると禎司はリリーの写真を撮っていた。
取調室
ルーシー「私がやりました」と日本語で話す。
ルーシーの家
留守電にリリーから謝罪のメッセージが入っているが無視をする。
会社の同僚が心配して花を持ってくる、がそれも幻覚だった。
禎司の働く蕎麦屋を見に行くと働く禎司が見える、ドアが開くとそこには座っているリリーが居た。
家に居るとリリーが訪ねてくる。謝罪して家に入れてくれと言うが断り追い出す。
しかしすぐに雨の中傘もささずリリーを探しに行くが追いつけなかった。
警察署
DNA検査の結果東京湾の死体は君の友達じゃなかったと話す。
誰なの?と聞くとわからないと言われる。
リリーを殺したか再度問われると「いいえ」と答える。
松田の居場所が分からない、二人でどこかへ行く可能性はあるのか?どこにいるか知らないか?と聞くがわからないと答える。
刑事はルーシーを疑ってなかったと言いルーシーの独白が始まる。
もうこの件は関係ないので帰って良いですか?と言い帰る。
禎司
新宿西口の交差点で記憶がフラッシュバックする。
禎司の家に向かい強引に鍵付きの引き出しを開ける。
ルーシー選別のファイルを見ていると途中からリリーの写真に変わっている、そして最後のページにはリリーが死んでいる写真が収められていた。
その写真を持って警察署に行くが先ほどの刑事は居らず朝に来てくれと言われてしまう。
家に帰るとそこには禎司が居た、一緒に北海道に旅立とうと泣きつかれるがもう終わりよと答える、すると禎司が激昂し襲われ首を絞められる、近くにあった小鉢を頭にぶつけると破片が頭に刺さり禎司は血を流しながら倒れていった。
エピローグ
習い事をしていた民家で座っているルーシー。
そこに女性がやってきて話をする、リリーを家に入れなかったから死なせてしまったと話すと、言い換えればリリーはあなたを救ったのよと言われる。
ルーシーは自分には死が付いて回ると話す、階段を見るたびに山本の顔が思い浮かぶと言う。
女性は私の話を聞いてくれる?と言い、階段は2年に1度ワックスを塗るという、直後は気にかけていたのに電話した時に伝え忘れたの、注意すべきだったのに、彼女の死は私のせい?と涙を流しながら話す。
お互い涙を流しながら手を握り合う。
END
感想
この映画の禎司役の小林直己はHiGH&LOWであのターミネーターのような立ち振る舞いをした俳優として認識してたんですけどそれが EXILE 絡みじゃない普通の映画に出てる!って思って気になって見てみました!
リリーとのダンスシーンは明らかに写真家ではないキレのある動きしてましたねw
映画自体は日本で撮る必要性は全く分からず日本に行ってみたい、日本のこの絵が好きっていうのは伝わってきた感じですね。
1980年代と言う設定背景と最後の新宿西口の時代設定おかしいですからねw
西口の比較的最近の絵じゃん!ってなっちゃいましたね
女優のアリシアさんの表情の微妙な動きがリアルでしたね、リリーが禎司と言う名前を出すたびに少し顔を歪めるんですよね。
禎司は死人の写真を撮るのが好きだったのかな、だからリリーを殺したのかな?
それともルーシーが本気で好きでどうしたらいいかわからなくなった時に喧嘩して事故が起きたのかな。
リリーが死んだ原因はよくわからないけど死人を写真に収めるのは好きそうだよね、叔母の棺桶写真とか異常だもんね。
途中途中の幻覚は禎司を取られたくないストレスから精神が限界まで来ちゃってた描写なんでしょうね。
見終わるまではルーシーが二人を殺した作品だと思ってました。
それと最後の警察署でのルーシーの日本語での独白、あれ聞き取れます?自分おじいちゃんの怪しい小声とかは聞き取れるんですけどこれは2回見直しても何言ってるか全くわからなかったですw、とがった石?えっなに?繋ぎがわかんねってなっちゃってました。
後地震の後の音って言うのもよくわからなかったですね!わからないことだらけだけどそれを生かして前に進みたいなって思いました。
日本の風景と不安な描写色々綺麗には仕上がってます!なのでそこらへん楽しめる人にはオススメの映画です!
監督
ウォッシュ・ウェストモアランド
キャスト
ルーシー:アリシア:ヴィキャンデル
リリー・ブリッジズ:ライリー・キーオ
禎司:小林直己
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