目次
作品概要
はかなき世界
原題:Equinox
日本公開:2020年12月30日Netflix配信
上映時間:各話50分前後
あらすじ
21年前、姉が同級生らとともにこつ然と姿を消して以来、幻覚に悩まされているアストリッド。事件を調べ始めた彼女は、やがて暗く不気味な真実にたどり着く。
こんな人にオススメ!
ミステリーサスペンス作品が好きな人!
謎が解き明かされるのが好きな人!
短い話数で作品を楽しみたい人!
各話あらすじ
第1話 また起きる
自分のラジオ番組にかかってきた謎めいた電話のせいで、姉が失踪した事件の記憶をかき乱されたアストリッドは、真相を突き止めることを決意する。
第2話 この子は消えた
手がかりを探して、子供の頃住んでいた家を訪れるアストリッド。イダとヤコブは親しくなっていき、ヤコブは1冊の謎の本に魅せられていく。
第3話 眠っている時何が見えるの?
春分の日、ヤコブに連れられて島に向かうイダ、アメリア、ファルケの3人。奇妙な記号の意味を調べたアストリッドは、元教師を問いただす。
第4話 すべてがそろった
イダの古い友人のおかげで話がつながり始めるが、幼い頃苦しめられていた幻覚におびえるアストリッドの中で、現実があいまいになっていく。
第5話 僕には声が聞こえる
手紙の住所からさらなる手がかりをつかむが、執ように答えを追い続けるアストリッドは周りを心配させる。島での出来事の後、混乱し孤独を感じるイダ。
第6話 川に水が流れるように血が流れる
真実に近づいたアストリッドが母親に詰め寄る。怒りや責める気持ち、明らかになった真実が、楽しみにしていたイダの卒業の日を台なしにする。
ネタバレあり感想
デンマーク産のネットフリックスオリジナルドラマ!前半は非常に面白い!後半の謎解きの展開が微妙な作品でした!
21年前に行方不明になった21人の生徒、そして主人公アストリッドの姉のイダ、行方不明の原因と姉の居場所を探ろうとするミステリー作品!。
9歳のアストリッドの事件後の目線と30歳になったアストリッド、二つの目線でストーリーが語られていきます。
9歳の頃、姉のイダが行方不明になってしまう。それから夢遊病に悩まされる生活を送っていたが、いつしか夢を見なくなり結婚をし娘も生まれて30歳の大人になったアストリッドは、ラジオのパーソナリティになっていた。そこで電話で伝承などの話を募集すると、イダの同級生だったヤコブ・スキッパーから当時の事件の断片が語られ「また起きる」と言われ電話を切られる。
アストリッドはイダの失踪事件の真実を掴もうと情報を集め出す。
イダ達の行った儀式!
生徒21人が行方不明になる事件の前に、仲良し4人組のイダ、ヤコブ、アメリア、ファルケは手帳に記されたオスタラの儀式をやろうとする。
手帳に記された通りサイコロを振ると、出た目からヤコブは【罰を受ける】、アメリアは【失う】、ファルケは【苦しむ】、イダは【犠牲になる】となる。
そこからすぐに離島に船で漕ぎ着けると、多くの人間が何かの祭りを行っていた。祭りに混じっているとイダが持った卵が立ち上がり、イダがオスタラに選ばれたと言う。そこに覆面を被った男が現れ、イダと交わる。
オスタラの儀式はヤコブ以外はただの祭りの一環的なノリで参加してたけど、多くの人間に囲まれて異様な雰囲気を感じていくシーンがリアルで怖さがありました。
イダが卵を飲み込んだ時から完全にクスリをキメてるような状態になってましたね。この時点では儀式殺人的な感じなのかなって思いました。
SFミステリーなのか、サスペンスミステリーなのかどちらにもなるんじゃないかと思いワクワク度が高まっていきました。
オスタラ!全ての根源である君主と真実!
オスタラの伝承にある君主とはヘンリク先生の事だった。
ヤコブが持っていた手帳もヘンリク先生から盗んだものだと判明する。
イダはヘンリク先生の家で儀式のときに男が被っていた覆面を見つける。
そしてイダが失踪する時、母親のレネが頑なに家から出したがらなかったのは真実を知っていたからだった。
子供が出来なかったレネは君主であるヘンリクに子供を授かる代わりに18歳になったら捧げると取引を持ち掛ける。
大人になり愛情を注いできたイダを渡したくなくなり、代わりにイダの中に出来た子供を渡すと契約を更新したと語られる。しかし子供を降ろした為に契約が無効になり、生徒含め全員君主に取り込まれる事になってしまった。
そしてアストリッド本人も生後2週間後に引き取った子供であると判明する。
アストリッドは離島に向かい、君主であるヘンリクと出会う。
夢遊病のような世界でイダと再会し、君主ヘンリクの元へ向かう。END
中々驚きの展開でした!しかし、6話と言う短さで語られる謎の部分が少ないように感じました。
イダの事を外に出したがらない母親レネの行動とかおかしいなって思ってた部分が判明しましたね。ヤコブ達の行動の意味。1話の時の伏線的なのが全部回収されたような気持ち良さがありました。スッキリした部分もあるけど、ヘンリクという存在が大きすぎる感じがありますね。
このドラマには謎が残る。
アストリッドが生後2週間で預けられた子供、そしてテープを逆再生した時に「アストリッド、次はお前だ」と指名している。
儀式に関係してなかったはずのアストリッドが関係しているのはアストリッド自体が他の儀式を行ってヘンリクの血が混ざった娘なのかなって思ったんですけど、そうであるなら生後2週間のアストリッドを預ける意味とかよくわからないですよね。
人間に育てられるのも重要なのかな?結局アストリッドが9歳の頃に向こう側の世界に入れたのもよくわからないしね。
誰かが契約しないとアストリッドと君主の関係が成立しないような気がするんですけど、何か要素があったのかな。
君主のヘンリクはすげえ存在だからまぁそうなるんすよって感じならそれはそれで納得感出ちゃいますけどねw。
まとめ感想!
前半の謎の積み重ねと仲良し4人組の謎の断片を徐々に語る展開が面白い!。
過去と今の情報がリンクしていく演出がとても素晴らしかったです。
しかし後半の謎解きが大味で結局なんでそうなったんだろう?と疑問に思ってしまう部分もありました。
真実を知っている人物があまりに語らなすぎるのかなって思いました。
全6話と短くて見やすいのでちょっとしたミステリードラマ作品を見たい人にはオススメ出来る作品かなって思いました!
原作制作・キャスト
原作・制作
テア・リンデブルク
キャスト
エーヤスコウ一家
アストリッド:ダニカ・クルチッチ
イダ:カロリーネ・ハム
アストリッド少女時代ヴィオラ・マルティンセン
デニス:ラーシュ・ブリグマン
レネ:ハンネ・ヘーデルンド
ヤコブ・スキッパー:アウグスト・アイザック・カーター
アメリア少女時代:ファニー・リアンダー・ボールネダル
ファルケ:アスク・モスバリ・トルーウルスン
バスの運転手トーベン:ピーザ・ホルム・ヨハンセン
ヘンリク先生:アレクサンドル・ウィローム
スザンヌ・ストーム
アンドレア・エンゲルスマン・ぺルソン
トーマス・チャニング
ハロルド・トーチ:モルテン・ハウク・ファウスベル
エスキル・トュネセン
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